鎌倉建長寺の半僧坊


 境内谷奥に、建長寺の鎮守様の半僧坊の御堂があります。此の御堂に至る石段の傍らに、写真の様な鼻高天狗(写真中央の最上段)や烏天狗の像が立っています。『此の半僧坊は、明治23年5月、霄(アオゾラ)貫道和尚が静岡の深奥山方廣寺から勧請したもの。霊験あらたかでいつも参詣人が絶えない。戦時中、鐵製の天狗数体が供出させられて、天狗の下駄や柱杖を残すのみであったのが、現在は復興された。』旨、建長寺発行の案内書にあります。

 尚、半僧坊大祭は毎年、5月17日と9月17日に執り行われているそうです。

鎌倉建長寺の半僧坊権現像 中央上段が半僧坊権現像の鼻高天狗像で下段の烏天狗は権現の従者という所か。(左の写真は上記案内書からのもの)

この半僧坊権現は多くのホームページに出てきますが、一つには、この権現様を通ってのハイキング・コースが在って人気を博していると言う事があるのかも知れません。














右下の図は建長寺の境内略図のコピーですが、半僧坊が何処に位置するか御分り戴く為に掲げたものです。図中、右手最上段が半僧坊。総門から暫く入ってから、二百余段の石段を登り詰めた所に在り、ハイキング・コースの一部に組込まれるのもむべなるかなと思われます。













































当所の半僧坊は、鎌倉半僧坊とも称されますが、その縁起を紹介する立看板には、奥山半僧坊を勧請した事が明記されています。


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